PowerPC64 アセンブリ開発環境の設定メモ
2015-01-11 | [Programming]概要
x86 上で PowerPC64 アセンブリ演習を行える環境を構築する。
環境
VMWare 上の Ubuntu 14.04
設定方法
qnighy さんのブログ に詳細に書いてあって、だいたいこの通り。 ただし、1 年で環境が変わったのか完全に同じようにやると微妙にうまくいかない部分があるので、そこを補足する。
ビルドに必要なファイルの取得に失敗
ct-ng build までは完全にそのまま行えば大丈夫である。 しかし、ビルドの際に必要なファイルを見つけられない事案が発生した。
具体的には cloog-ppl-0.15.10.tar.gz が自動では発見できなかった。 仕方ないので、ビルドがそこで落ちた後 ここ からそのファイルを ~/src にダウンロードして、 その後再びビルドを行った。それでビルドはうまくいった。
qemu で実行すると Segmentation Fault
同じような現象を書いている人 がいたので、それに類する方法で対処した。
具体的には、(qnighy さんのブログの通り行った場合)
qemu-ppc64 ~/x-tools/powerpc64-unknown-linux-gnu/powerpc64-unknown-linux-gnu/lib/ld-2.9.so –library-path ~/x-tools/powerpc64-unknown-linux-gnu/powerpc64-unknown-linux-gnu/lib [file]
とした。
これをいちいち打つのはあまりにも面倒なので、例えば
echo “alias ppc64-run=’qemu-ppc64 ~/x-tools/powerpc64-unknown-linux-gnu/powerpc64-unknown-linux-gnu/lib/ld-2.9.so –library-path ~/x-tools/powerpc64-unknown-linux-gnu/powerpc64-unknown-linux-gnu/lib’” >> ~/.bashrc
などとすると、以降
ppc64-run [file]
で実行できる。